毛球症の予防は“パパイン・チモシー・乳酸菌”

毛球症にならないようにする3か条。 「毛球予防の合言葉、パパイン、チモシー、乳酸菌」 1 胃腸の健康にひごろから気を付けましょう 停滞して元気のない胃腸はガスがたまりやすく手のひらで触るとやや張った感じになります。 時々おなかを触ってみてください。 繊維質が少ない食事は腸の働きが停滞し毛球がたまりやすくなります。 繊維質を摂るためにチモシーをたくさん食べてもらいましょう。 さらに乳酸菌で腸の機能を高めたり、パパイン酵素サプリでたんぱく質の消化排出を促進するようにしましょう。 2 チモシーをたくさん食べてもらいましょう。 チモシー牧草は腸の蠕動運動を促進して毛球の排出をスムーズにします。 チモシーをあまり食べないまたはまったく食べないときの対処方法。 前歯、奥歯の健康状態を病院さんでチェックしてもらいましょう。特に4才過ぎたらお勧めします。 次にフードは食べるけどチモシーは食べないというとき。 原因はいまのチモシーが好きじゃないかも。 チモシーは生産地や販売店、季節によって味や香りが大きく異なります。 チモシーの好みはうさぎさんに選んでもらいましょう。 さらに現在の摂取カロリーを検証しましょう。うさぎは1日200Kcalくらいが適切だと言われています。栄養過多になっているとチモシーは好きではないかも。 3 抜け毛の処理はスリッカーブラシと部屋の通気がおすすめ 抜け毛の原因は季節変わりの換毛と栄養不足そして外皮のケア不足です。 そんな子には毛の生育に関係するビタミンミネラルを補給してあげるといいでしょう。 外皮被毛は毛の根元が絡まないようにまめにブラッシングしましょう。 ブラシは針金タイプのスリッカーがおすすめ。 毛ブラシやコロコロよりも根元の絡んだ毛を取り除けます。 抜け毛をそのままにするとホコリが絡んでダニの温床になります。 抜け毛がからんだこまかなホコリは掃除機と窓を開放して対処しましょう。 「毛球症≒消化機能低下症」 毛づくろいした毛が胃に詰まることを毛球症と呼びます。 しかし、うさぎの場合は飲み込んだ毛が胃にたまって食物が流れなくなることもありますが、多くは繊維質が少ない食事により腸内細菌バランスが崩れる「胃腸機能低下症」と 呼ぶべき症状が発生することのほうが多いのです。 胃腸の機能が低下し牧草を食べなくなると悪玉菌が増えガスがたまり、さらに食べられなくなるという悪循環に陥るのです。 これを防止するためにはひごろから繊維質が多いチモシー牧草をたっぷりと食べる、さらに胃腸機能をサポートするパパイン酵素や乳酸菌を摂ることがすすめられるのです。 盲腸で発酵消化するという特殊な消化機能を持つうさぎにとって、腸の健康維持はとても重要だと言えるのです。
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